星空のある風景写真BLOG  〜眠りたくない夜がある〜

星景写真と呼ばれる星空と風景が写った写真を紹介するブログです。
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星景写真に使うカメラについて

ここしばらく週末に晴れない日々が続いているので今回もコラムを載せたいと思います。

今回は「星景写真に使うカメラについて」

 

星景写真を始めようと思いますが、どんなカメラを買ったらいいですか?と言う質問をよくいただきます。
この答えがけっこう難しい。
今はほとんどのカメラで星景写真を写すことが出来ます。エントリー機のイオスキッスのキットレンズでも天の川が綺麗に写せますし、コンデジでも星が写せる時代ですので、「まずは今持っているカメラで撮りましょう」と答えるようにしています。


以前カメラ初心者の女性がが、星景写真をやりたくて当時出たばかりのNikon800Eをいきなり買ったので、思わず軽自動車の人がいきなりベンツを買うようなものだと言ったことがあります。

ところが彼女は積極的に撮影してその後810Aまで買って素晴らしい星景写真を撮るようになりましたので、選択は良かったわけです。
このように本格的に星景写真に望むのであれば、高価でも適した機種がいいと思いますが、とりあえず撮ってみたいというのであればますは手持ちのカメラで撮ることをお勧めしますし、

星景写真以外にも応用の効くミラーレスをお勧めしたりしています。要は覚悟の問題ですね。
これらを踏まえて僕が考える星景写真に適したカメラをお話しします。あくまで僕はこう考えるということですから参考程度に聞いてください。

 

 

 

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フルサイズか、APSCかみたいな議論は良くありますね。これが星雲のクローズアップ、星野写真であればAPSCで全く問題ありません。

ところが星景写真では広角側を非常に良く使うのでレンズの実質焦点距離が1.5倍になるAPSCは都合が悪いことになります。

もちろんAPSCで超広角レンズを使うこともできますが、レンズの選択肢は少なくなります。

 

僕のブログの作例をご覧になればわかりますが、多くは15ミリ側で撮影されており、それでも足りなくて12ミリ対角魚眼を使用したりもします。ですので1.5倍になるAPSCは困ってしまいます。

やはり星景写真には広い視野が確保しやすいフルサイズをお勧めします。

フルサイズ機は全体的にノイズも少ないので星景写真にうってつけだと思います。

 

 

 

 

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TAMRON15-30F2.8は一番使用頻度の高いレンズです

 

 

 

星景写真に限らずレンズ交換式カメラはどんなレンズを使うかが重要になります。

カメラを買うにあたってはレンズのバリエーションがどのくらいあるかよく確かめて買いましょう。
たとえば私は純正レンズを持っていません。以前は持っていましたが、サードパーティ製レンズの性能が良くなり、しかも安いので手放してしまいました。

そのカメラメーカーのラインナップと、サードパーティ製レンズがどのくらい使用可能かということも頭に入れてカメラの機種選びも考えたほうがいいと思います。

 

 

 

 

E径寮賤儺,IR改造

改造6Dによる写真。赤い星雲も写ってくれます。

 

 

 

カメラのローパスフィルターによってHα領域の星雲の光がカットされてしまいます。これを解決する為にはNikon810Aのような天体専用機を買うか、ローパスフィルターをはずす改造を行うことが必要になります。

撮影を同行する機会があるタイムラプスクリエーターのspitzchuさんは手持ちのカメラを次々に改造していて、「前田さんはなんで改造しないの?」と言われていましたが、なんと無く改造に違和感があってしばらくノーマルのまま撮影していました。
2台目の6Dを買ったタイミングで改造をしたのですが、あまりに普通に使えるので拍子抜けしました。改造の依頼先によっては画面が真っ赤になり、画像処理しないと普通にみられないものがあるようですが、

 

僕がお願いしたハヤタカメララボさんではホワイトバランスを設定して出荷してくれるので、違和感はありません。
星の写りも単純にオリオン座大星雲や射手座のM8、カルフォルニア星雲などが赤く写るだけで、あとは変わりません。印象としては銀塩時代に戻った感じです。

ただし改造機は月のある風景では月が赤っぽく写ったりして全く同じではありませんので、僕は6Dの改造機、ノーマル機の2台持ちでバランスを取っています。
また、あくまで改造なので、自己責任でメーカー保証にはなりません。そのあたりが不安な方はNikon810Aをお勧めします。機能的にも星の写真を撮りやすくなっており、優秀なカメラだと思います。


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6D+TAMRON15-30 F2.8 オプションパーツを使わないとポラリエの搭載重量を超えてしまう

 

 

フルサイズカメラに大口径広角レンズの組み合わせではかなり重くなってしまいます。その為ポラリエに載せると限界重量を超えてしまい撮影中にずれることもありオプションパーツを使って対応しています。

もう1台持っているフジのX-T10はとても軽いので、星以外ではついこちらを使ってしまいます。軽さは大切だなぁと実感します。

そこでフルサイズでミラーレスのソニー製品に可能性を感じますし、Canon、Nikonからもフルサイズミラーレスが出てくればいいなと思います。

 


ズ埜紊

FUJIFILMのGFX

中判フォーマット43.8×32.9mmの5140万画素CMOSセンサーを搭載

 

今一番欲しいカメラは何ですか?と聞かれたらFUJIの中判ミラーレスカメラ「GFX」と答えます。大型センサー活かした描写性能と高感度性能は魅力です。
「え〜、それじゃここまで書いてきたことと矛盾するじゃないか!」と言われそうですね。確かに使えるレンズは少ないし、使い勝手も難易度が高いカメラです。
結局は誰がなんと言おうと、欲しいと思うカメラを買えばいいんじゃないかと思います。皆さんも好きなカメラで星景写真ライフをお楽しみください♪

 

 

 

 

 

昨年の今頃は何をしていたんだろうと振り返ってみると、乗鞍岳・畳平に出かけていました。

未公開写真が見つかったのでご紹介したいと思います。

三角屋根の乗鞍森林パトロールセンターとカシオペア座・アンドロメダ星雲

Canon6D HKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒26mmF2.8 ISO6400 60秒
 

 

 

 

 

 

 

三角屋根の乗鞍森林パトロールセンターと天の川

Canon6D HKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒15mmF2.8 ISO10000 60秒
 

 

 

 

 

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星景写真のフィルターについて

フィルターについてよく質問されるのでまとめてみました。

 

星景写真ではにじみフィルターを付けて、明るい星が滲んで大きく見えるようすることが多くあります。

銀塩フィルムの時は明るい星は化学反応で自然に大きく写っていましたが、デジタルだと無機質な感じに写り、星座のかたちもわからなくなってしまいます。

そこで銀塩のように見せるためにフィルターの出番となるわけです。

主にケンコーのプロソフトンや、Leeのポリエステルフィルターが使われています。

フィルターは一切使わないと言う方もいらっしゃいますので、あくまで好みの問題かと思います。

 

僕の場合はだいたいフィルターを使って撮影しますが、次の場合は使わないことが多いです。

 

 

*月を入れた写真

*夜景の入った写真

*天の川のサラサラ感を出したい時

*中望遠以上の撮影

*長時間露出(比較明合成など)

*マジックアワー星景

 

フィルター有りの写真・Lee No.2  

雪山と天の川

Canon6D HKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒15mmF2.8 ISO6400 40秒

 

 

 

 

 

 

 

フィルター無しの写真

雪山と天の川

Canon6D HKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒15mmF2.8 ISO6400 40秒

 

 

 

 

 

フィルターの取り付けですが、星景写真の場合大口径レンズを使うことが多いので、たとえば僕がメインに使うタムロン15-30F2.8では前にフィルターを付けることができません。

そこで、後面に切ったフィルターを貼り付けることで効果を得ています。

 

取り付け方はこちらのブログをご覧ください。

 

さて、フィルターと言ってもいろいろ種類があります。よく使われるのがケンコーのプロソフトンAで、口径別に売られているので使いやすいと思います。僕も以前はよく使っていました。

今はLeeポリエステルフィルターの2番をメインに使用しています。Leeでも昔は3番でしたが、これも強すぎると感じて2番にしたのです。このように好みによって滲み具合も変わるため、

僕の周りでも、1番を使う人、3番を使う人と別れています。皆さんも試された上で好みのフィルターをお使いください。

 

Leeセットの写真

最近は2番を使用してると書きましたが、Leeは1と3は単品販売してるとものの、2番はセットでしか買えないので高組み合わせてついてしかも4と5は捨ててしまうので、非常にもったいないのです。

メーカーさん、2番の単品販売をなんとかお願いします^^;

 

また、同じフィルターを使っても焦点距離に寄って滲み方が違います。焦点距離が長いほど滲みが強くなるのです。

いくつか例をあげたいと思います。

 

 

15ミリの写真・Lee No.2  

マウントクックから流れる天の川

Canon6D HKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒15mmF2.8 ISO6400 40秒

 

 

 

 

 

30ミリの写真・Lee No.2

山に沈むエータカリーナ星雲と南十字星,大マゼラン雲

Canon6DHKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒30mmF3.5 ISO6400 50秒

 

 

 

 

 

 

30ミリの写真・Lee No.1

馬の背洞門・夜明けの銀河

同じ30mmでもLeeの1番と2番では星の大きさがだいぶ違うのがおわかりいただけると思います。

Canon6DHKIR改造 TAMRON SP15-30mmF2.8⇒30mmF2.8 ISO6400 20秒

 

 

 

 

 

 

50mmの写真・プロソフトンA

テカポ湖・エータカリーナ星雲、南十字星

Canon6DHKIR改造 TAMRON SP24-70mmF2.8⇒50mmF2.8 ISO5000 30秒

 

 

 

 

 

 

 

 

70ミリの写真・プロソフトンA

星追う人たちと昇ること座
Canon6DHKIR改造 TAMRON SP24-70mmF2.8⇒70mmF3.5 ISO5000 20秒

 

 

 

 

 

 

 

85ミリフィルター無し

山に沈むエータカリーナ星雲

Canon6D HKIR改造 TAMRON SP85mmF1.8⇒F2.0 ISO5000 25秒

 

 

このように見え方が変わるのでフィルターを組み合わせて表現方法を試されてください。

 

 

 

 

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